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  • カメレオン

    Posted on 1月 17th, 2009 Yohei No comments

    先日、先生に教えてもらった本。

    ミケランジェロの暗号―システィーナ礼拝堂に隠された禁断のメッセージ

    ミケランジェロがシスティーナ礼拝堂に描いたフレスコ画の意味とは?
    ダヴィンチ・コードみたい。

    隠されたメッセージは、ルネサンス期の思想家、ピコ・デルラ・ミランドラ(1463-1494)のものだった!!

    彗星の如く思想界にあらわれ、独自の哲学にもとづく世界観をつくりあげ、わずか31歳でこの世を去ったこの思想家の名前を、いままでまったく知らなかった。「神」や「教義」に支配されていた時代、「人間中心の世界観」を説き、世界を<こちら>に連れ戻した人物。

    われわれはおまえを、天のものとも地のものとも、死ぬべきものとも不死なるものとも、つくらなかった。それというのもおまえが、あたかも自分自身の専断的な名誉ある造り主であり形成者であるかのように、自分の選り好んだどんな姿形にでも自分自身を形づくりえんがためにである。おまえは、獣であるところのより下位のものに堕落することもできるであろうし、おまえの意向しだいでは、神的なものであるところのより上位のものに再生されることもできるであろう。
    「人間の尊厳についての演説」(1486年ごろ)

    中心としての人間は、あらゆる可能性をもつ「カメレオン」なんだ。



    Un caméléon, originally uploaded by ecololo.

    ピコは言っています。

    人間とは何か。
    Ape To Angel。サルと天使のあいだであるという表現もありますね。

    ところで、みなさんは神秘思想に興味を持っていますか?

    先生がそうであったように、僕も3年くらい前から、神秘思想にひかれることが多々あり、錬金術、ユダヤ神秘主義、ヘルメス主義、グノーシス、等々が背に書かれた本をとっては読み、「ふむ」と感銘を受けてきました。きっかけは、有機化学→錬金術という遡上だったと記憶しています。

    10の丸と22の小径からなりたつ生命の樹はカバラの中心的な思想で、22のヘブライ文字が小径1本1本との対応をもちます。そして、生命の樹は、人の体にあるとされるチャクラと対応していて、、、云々。

    つまるところ、ピコは神秘主義者であった。
    これが、先にあげた本が言っているところなのだそうです。

    ミケランジェロの作品群がもつ、人体の猛々しい脈々とした躍動。
    ただそれだけでも、それらが放つ強烈な美は、わたしたちの両手で受け取れないほどです。
    でもそれだけでは、そこにあるメッセージは拾い切れていなかった。
    暗号を解くと、礼拝堂の壁いっぱいが「人間称賛」のささやきに充ちていた。

    いい話を聞けてよかったです。

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