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  • 海外の短編小説

    Posted on 9月 20th, 2008 Yohei No comments

    南米コロンビア出身の作家、ガルシア=マルケスの短編を読んでいます。『百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))』(1967)はベストセラーとなり、1982年にノーベル文学賞を受賞しています。1928年生まれ。

    新潮社のガルシア=マルケス全小説へのリンク。

    http://www.shinchosha.co.jp/topics/marquez/

    マルガリート・ドゥアルテは小学校しか出ていなかったが、文学を天職と感じていたせいで、手の届くところにあった印刷物をすべて熱心に読破してきたため、ずっと広範な知識をもっていた。十八歳の時、村の書記になっていた彼は美しい少女と結婚したが、彼女は初めて女の赤ちゃんを出産した後に亡くなった。娘は母親よりもさらに美しかったが、誰もがかならずかかる熱病のせいで七歳にして死んだ。しかし、マルガリート・ドゥアルテの真の物語が始まったのは、彼がローマに来る六か月前のことだった。

    (『十二の遍歴の物語』「聖女」、G・ガルシア=マルケス著、旦 敬介訳)

  • Live Like A Poet 5

    Posted on 9月 14th, 2008 Yohei No comments

    今回は、室生犀星を取り上げてみます。いま僕が住んでいるところとかなり近い、田端に住んでいた詩人です。

    雨の詩

    雨は愛のやうなものだ
    それがひもすがら降り注いでゐた
    人はこの雨を悲しさうに
    すこしばかりの青もの畑を
    次第に濡らしてゆくのを眺めてゐた
    雨はいつもありのままの姿と
    あれらの寂しい降りやうを
    そのまま人の心にうつしてゐた
    人人の優秀なたましひ等は
    悲しさうに少しつかれて
    いつまでも永い間うち沈んでゐた
    永い間雨をしみじみと眺めてゐた

    (『愛の詩集』、室生犀星)

    「雨」という対象からは、「慈悲深さ」が連想されますが、
    「雨」といっても、「豪雨」や「台風」や「ハリケーン」となると、話が違ってきます。

    水はわたしたちが生きるのに欠かせませんが、
    水が雨雲にのって、一挙にまとまって押し寄せてくると、
    わたしたちはただただ無力で何もすることができません。

    わたしたちはいまだに、この詩人が言うように、
    「永い間雨をしみじみと眺めて」いることしかできないんですね。
    気候変動=Climate Changeを体感している今日この頃です。

  • Live Like A Poet 4

    Posted on 9月 11th, 2008 Yohei No comments

    今日は、プロレタリアート詩人の小熊秀雄。名前が気になっていたのだけれど、詩集を借りて写真を見たら、ウェーブがかかった長髪が似合うオシャレな感じの人だった。しかも、40歳になる前に死んでいる。

    怖ろしい言葉を

    頭を掻きむしって
    詩を書く時代は去った
    立派な発声法によって
    生きた人間の呼吸を吐け
    友よ、
    労働者詩人よ
    詩の古い形式を理解しろ
    だが信ずるな
    僕はあいつらの
    貞操をコジあけて
    砂をぶち込んでやった
    真理でないものを
    真理だと堅く守っていたものにとって
    君達も僕のように
    暴力者となったらいい
    うんと怖ろしい言葉を吐くのだ
    たえがたい悲しみを
    痙攣的な憤怒を
    立派に整理して
    吐露することが
    科学的な新しい詩人の役割だ
    可愛い雀斑の娘が
    私達の傍にやってくるだろう
    魅力はもうあいつらにないから
    あいつらのところには
    もう美しいものが
    集っていかないだろう
    さあ、元気を出して
    うたうのだ
    呟いてはいけない
    口の開けたてを正確にして
    生活の歌をうたうのだ

    (『拾遺詩篇』、小熊秀雄)

    ザ・プロレタリアート。石川啄木の悲観とは違い、どこか暴力的で危険で、攻撃性が潜在している印象をもった。

    しゃべり捲くれ

    私はしゃべる、
    若い詩人よ、君もしゃべり捲くれ、
    我々は、だまっているものを
    どんどん黙殺して行進していい、
    気取った詩人よ、
    また見当ちがいの批評家よ、
    私がおしゃべりなら
    君はなんだ――、
    君は舌足らずではないか、
    私は同じことを
    二度繰り返すことを恐れる、
    おしゃべりとは、それを二度三度
    四度と繰り返すことを云うのだ、

  • らくがき

    Posted on 9月 10th, 2008 Yohei No comments

    julie

    手書きの落書きを書きました。

  • Live Like A Poet 3

    Posted on 9月 9th, 2008 Yohei No comments

    今日は、ウィリアム・ブレイク詩集より。有名な4行を引用。英語とか中国の詩は、規則がはっきりしていて面白い。

    Auguries of Innocence

    To see a World in a Grain of Sand
    And a Heaven in a Wild Flower,
    Hold Infinity in the pain of your hand
    And Eternity in an hour.

                  William Blake