7 月 09
最近読んでいる小説。前田司郎の『誰かが手を、握っているような気がしてならない』
……
しかしわたしは神だ、神は死なない。結局どっちだ?うーん、しかしあれだ、なんだ、死があって初めて生きているよね、やっぱり。死がないんじゃ生の意味が変わってくるよね。人とかは、生といってもそれは死に続けることと同義であるから、生というのはそのまんま死であるといえるわけだけど、もし私が不死者であるなら、わたしにとっての生は、人の生とは全然違ってくる。純粋な生を生きているわけか私は。人の生は死でつくられたまがい物で、わたしの生は純粋な生。だけど、私も死ねるのだったら、結局、生というものは、死でできているのかなあ。
(中略)
わたしは全能であっても、言葉はそうではないのだ。あれ?ごめん、つまんなかった?
(『誰かが手を、握っているような気がしてならない』前田司郎)
いやー、面白い文体だなー。川上未映子に近いと思う。
The Kinks - You Really Got Me



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