Final Trip

今回もサイエンスの話を取り上げてみますが、かなりサイケデリックな方向に傾いています。先月29日、LSDを世界で初めて合成し、LSDによる幻覚を世界で初めて体験した、スイスの合成化学者、アルベルト・ホフマン博士が亡くなったそうです。死因は心臓発作。享年102歳。

ホフマン博士は、1938年にLSDを合成していたのですが、LSDのもつ幻覚作用を見出したのは、それから5年経った1943年でした。その年の4月16日、たまたま指先に付着した微量のLSDを摂取してしまい、博士は眩暈を感じました。眩暈が本当にLSDによるものかどうかを確かめるため、博士は自分の体をつかって実験をすることにしました。4月19日、博士はLSDを0.25mg摂取し、助手に自転車を持ってこさせ、自転車に乗って家に帰ることにしました。家に帰る途中、博士は視界が万華鏡のように変転するのを感じたそうです。LSD信奉者たちは、この日を記念して、”Bicycle Day”とよんでいます。

自分が作り出してしまった、未知の物質を自分の体で試してみる、というのは、ふつうの合成化学者はやりたがらないし、やろうとは思わないでしょう。というのは、有機化合物は、大部分が生体にとって有害だからです。それを知っていて、あえてやってみるという、ホフマン博士の無謀で冒険的な行動は、評価されるべきでしょう。

先のNY Timesの記事にあったホフマン博士の言葉。

“Through my LSD experience and my new picture of reality, I became aware of the wonder of creation, the magnificence of nature and of the animal and plant kingdom,” Dr. Hofmann told the psychiatrist Stanislav Grof during an interview in 1984. “I became very sensitive to what will happen to all this and all of us.”

ところで、LSDといえば、カウンターカルチャーが隆盛を極めていた1960年代、一世を風靡した幻覚剤として有名です。ライ麦などに寄生する麦角菌(Ergot)が生成する麦角アルカロイドから半合成されます。

LSD - 3D structure
画像:Image:Lsd.pdb.gif – Wikipedia

上の画像は、LSD(Lysergic acid diethylamide)の三次元立体画像。WikipediaのLSDの項目は、非常によく書かれています。

ホフマン博士は、サイケデリックな1960年代に、ティモシー・リアリーや、アレン・ギンスブルグ、そしてオルダス・ハックスレーという面々と友人関係にあったらしく、作家や芸術家をはじめ、LSD愛好者から慕われていたことがうかがえます。

こちらは、ティモシー・リアリー。”Turn On, Tune In, Drop Out”の呼びかけ。

こちらは、オルダス・ハックスレー著の”Brave New World”です。近未来的ディストピア。

クスリ(DRUG)のもつ作用は、一般的にいって、強烈です。この事実は、ヒトの体が、イオン・低分子と高分子化合物から成り立っているという何よりの証拠です。だから、人間の精神活動や知的活動も、物質的基盤がなければありえないわけです。Psycho-Physio-Pharmacoという、三つのP(一つのΨと二つのΦ)は関係が深いんですね。

それにしても、一つの化学物質が、人々の生活や文化や創造性、さらには死生観まで変えてしまうとは、不思議ですね!!

愛の光が見える

投稿タイトルだけみると、スピリチュアリティー全開モードなわけですが、今回は、サイエンスの話です。リンクは科学雑誌の最高峰のひとつ、SCIENCEのウェブサイトのニュースで見つけた記事です。Current Biologyで発表された論文によると、Jumping spiders (Phintella vittata)というクモの一種は、交尾をするとき(mating)に、UVB(Ultra-Violet B)の信号をオスがメスに送って、メスがそれを感じ取っているそうです。ちなみにUVBというのは、紫外線の分類のうちのひとつで、ヒトが見ることのできる可視光よりも波長が低いので、眼で見ることはできません。Wikipediaによると、波長域が315-280 nmの光をUVBというのだそうです。UVBはみることができないばかりか、私たちにとって、むしろ有害です。皮膚がんの原因になったり、眼にダメージを与えます。

動物のなかには、UVAを視ることができるものがいることはこれまでに知られていたのですが、UVBに関しては今回が初めてなのだそうです。Jumping spidersがこのように、UVBをつかってコミュニケーションするのは、捕食者など他の動物に知られないようにするためという説が有力らしいです。つまり、「わたしたちだけの秘密の恋の連絡網」ということ。愛の言葉はたくさん考えついたとしても、愛の光で示されたら、たまったものではないですね。光は伝達速度において音に優に勝るわけですし。

Googleで検索したら、こんなピッタリな格言が出てきました。ドイツの詩人・劇作家、フリードリヒ・フォン・シラーによるものです。

愛の光なき人生は無意味である。

Wikiquoteにその英文が載っていました。愛の光=the radiance of loveという訳みたいです。

What is life without the radiance of love? (Part II – Wallensteins Tod, Wallenstein (1798))

生き物がもっている潜在能力は、本当に量り知れませんね!!

“海外離れ”分析に反応冷ややか

若者の海外ばなれ:-)

おもしろい記事を見つけたので紹介します。日本旅行業協会委員長でJTBの社長が、若者の海外離れについて、こうコメントしたみたいです。

「パソコン一つで世界中の情報が楽しめる。『頭の中の旅』が新鮮さを奪った」

たしかに、(ネットワークに接続された)パソコンを通して、世界中のあらゆる情報が楽しめるというのは事実。しかし、それを『頭の中の旅』というのはどういうことだろう。インターネットから得られるものはあくまで、ディスプレイとスピーカーをとおした視聴覚的な情報とテキストくらいだ。たとえ料理の写真が掲載されていたとしても、その味を楽しむことはできないわけで。その段階までVR(仮想現実)技術が進歩してからのことだと思う。

頭の中の旅?

『頭の中の旅』というと、所謂”トリップ”を連想させる。”トリップ”は、クスリによってえられる幻覚体験だ。ヨガや密教の修行を積めば、瞑想からも体験できるといわれているが。そのあたりは、関連書籍を参照されたい。とにかく、「パソコン」によって得られる体験は、それほどの強度(現象学的な意味で)をもっていない。したがって、旅行によってえられる体験は、「パソコン」体験に代替することができない。

海外に行きたーい;-)

話は変わって。たしかに海外旅行というものに対する魅力というものは徐々に変化していると思う。海外といっても多種多様な国が世界にはある。南北アメリカ、アジア・ヨーロッパ、アフリカ、オセアニア、中東、北極圏と南極圏。かなり行きたいところと、行ってみてもいいかなというところと、興味はあるけれど行くのはちょっと…というところと、戦火が激しいところと、犯罪が多いところと、暴動と抑圧がハンパないところと、貧困と感染症が絶えないところと、宗教的対立が凄まじいところと、たくさんある。21世紀になったことだし、宇宙旅行もしてみたい。行きたいところはたくさんある。行動範囲は、はてしなく広い。

ニッポンってどうなんだろう

一方、僕たちの生活圏であるニッポンは、普通すぎるくらい普通だ。街を歩いていて、外国から来た人に会うことはあっても、残り大半は日本語を話す人々と日本人に見える人達。グローバル経済とか、<地球>温暖化とかってなに?っていう感じだ。セカイ遺産ならあるんだけれども。それに、セカイ系ならいっぱい知ってるよ。東京にいて、たまに関西弁とか名古屋弁とか博多弁を聞く機会があると、「へぇ、すごい、こんな言葉を話す人が世の中にはいるんだ!」ってびっくりしたりする。海外セレブやファッション業界が、原宿・渋谷の”kawaii”スタイルを口々に絶賛している昨今だ。

多様性をめぐって

世界はありすぎて困るくらいの多様性(diversity)であふれている。それなのに、僕たち日本人は、同じ自分たちをわざわざ区別したいみたいだ。勝ち組・負け組からはじまって、イケメン、フリーター、おたく、ニート、ひきこもり、ホームレス、腐女子にツンデレ……。もう、うんざりするよ?元凶は、なんなのだろう。某女性週刊誌なのか、大衆心理なのか、はたまた情報社会なのか。冗談ではなく、日本人のDNAという可能性もあると思う。今の状況がどうにかならないかなあ。

 若者の声

というわけで、冒頭でふれたITmediaの記事からの引用。ネット上に噴出した若者の声。

「年収200万円以下が1500万人じゃ無理もない。ラブホテルさえ行けない」「(海外へ行かないのは)経験の有無じゃない。テレビやネットで見られるからでもない。もう、憧れがないからだ」「『若者の〇〇離れ』というが、クルマ、プロ野球、テレビ、理系、パチンコ、CD(レコード)、結婚などすべて、30年前の価値観だ」

名もなき若者たちの声。どことなく作られた感がするが気にしないでおく。そもそもネットにあったコメントがほんとうに若者の口=キーボードを打つ指先から発せられたかどうかは定かではない。3番目の意見には同意。「若者の〇〇離れ」といっても、「若者」は時代とともに変遷するわけで。「お金があったら旅行しますか?」と問われれば、「はい。」と返事をするのだろうが、「お金があったら何しますか?」と問われれば、おそらく僕は「iMacとかVAIOとかタブレットPCを買います。」と間髪なく答えるのだと思う。

上野で再会

僕には、歳が一つ離れた妹と、四つ離れた弟がいる。生年月日で言うと、妹とは実質的に1年と7ヵ月、弟とは4年と3か月離れている。4年前から、僕は東京で生活している。3年前から、妹は甲府にいて、弟は今年東京(多摩川を越えたあたり)にでてきた。いちおう、みんな大学生。先週日曜、妹が用事で上野まで来たので、会って昼食を食べ、それから、弟も来て、アメ横で買い物などした。きょうだいがそろって会うのは、ことしの正月以来。でも、きょうだい三人で出かけたのは、いつ以来だろう?ひょっとしたら、これまで一度もなかったんじゃないかな。僕も妹も弟も、中学・高校と、運動部に入っていてそれなりに忙しかったし、受験勉強で自分の周囲に対して、何も気にかけることなく費やした期間もあった。一緒に生活していても、食事の時間帯や「おやすみ。」を言う時間にずれがあった。むかしは、ケンカや口喧嘩をよくしたけれど、それでも、きょうだいの仲はだいぶ良好。妹は姉か妹がほしかったというけれど、自分としては、兄か姉をほしいと感じたことはあまりない。末っ子の弟は、どうなんだろう。3年前の4月から今年の3月までの3年間、僕と妹は実家にいなかったわけで、高校生の弟は一人っ子同然できっと、何とかやっていたのだろう。東京に出てきたてのオシャレ好きの弟は、さっそく下北沢に繰り出して、気がついてみれば、都会の風格を漂わせる。甲府で教育学とくにスポーツ・体育を、まさに身をもって(!)勉強している人によく好かれる妹は、去年、インターンでオーストラリアに行ったと思ったら、今度は女子サッカー部の部長になった。来月には母校での教育実習が控えている。

ここで自分を振り返る。「これだ。」という物事にむかって、濃密に取り組んでも、それはごくわずかな時間で、つぎの瞬間には人が変わったように、惰性ですごしてしまう自分。人と話していて、言いたいことがあまり言いだせない・気の利いた言葉がかけられない・人を惹きつける表現がでてこない自分。これからは、自分のやりたいことばかりではなくて、相手が何をしたいのか、というのも含めて考えて、自分のやりたいことを追求したいと思う。

午前中曇っていた上野の空は、妹と再会する時間には晴れ、日差しは目を焦がすくらいに眩しかった。あたらしく建ったヨドバシカメラ上野店の8Fに設置されているガチャガチャをみんなでやったし、モスバーガーで身の回りのこととこれからのことを話しあった。午後7時の高速バスで妹が甲府に戻るため、上野から新宿まで移動した。新宿についたころには、日が沈んでいたけれど、気温は17℃で寒くはなかった。きょうだいそれぞれ全く違う方面にすすむことになりそうだ。僕たちが何歳になっても変わらずに、きょうだいでありたいと思った。

DSC_0587
DSC_0595
DSC_0613
DSC_0616
DSC_0624

米国のサプリメント

体を逞しくする

ぼくの2008年の目標の一つが「体を逞しくすること」で、今年の初めから週に一回、または隔週くらいでジムに行って筋トレをすることを心がけていたのでその甲斐あって、わずかながら、身体に変化を感じるようになった。トレーニングが終わった直後に摂取すると、筋肉がよく栄養されると聞き、プロテインドリンクを飲んだり、自宅でプロテインやアミノ酸を飲んだ。それまでは、国内のメーカー(ウィダー、ザバス、ムサシ、DNS)を飲んでいたのだけれど、ジムのトレーナーさんが、海外から輸入代行を通して買ったほうが安いと言っていたので、試しに買ってみた。Muscle Eliteというカリフォルニアの輸入代行業者のウェブサイトから申し込んだ。

Muscle Eliteの紹介がされていたサイトは下のリンク。

商品がとどく

そして、今日、配達物が到着した。注文してから9日くらいで届いた。

DSC_0548

なんというか、壮観な感じがする。

今回買ったもの 個数
プロテイン3kg(Universal Nutrition) 1コ
アミノ酸360g(nutrabolics) 2コ
必須脂肪酸ソフトゲル200粒(ULTIMATE NUTRITION) 1コ

 

 以上、153.94㌦=16077円。レートが1㌦=104.437なので、円高の威力をまざまざと感じた。送料が33㌦なので、それを差し引いたとしても、これはかなりお買い得だと思う。アメリカはサプリメント大国といわれて久しいだけあって、いろいろなメーカーからいろいろなサプリメントが販売されている。数kg単位でバルク販売している。ホルモン系の少しあやしいものもたまにある。それにしても、アメリカのマッチョ=Machoは、どうしてあんなに筋肉がムキムキなんだろうね?

YouTubeみつけた、肉体改造(Body Transformation)ビデオ。

生化学おさらい

ちなみに生化学の知識がある程度あれば、プロテインよりもアミノ酸の方が吸収効率が良いのが分かる。成分を見ると、今回購入したアミノ酸は、「エチルエステル体」表示になっている。エステルの方が油によく溶けるから、細胞膜の脂質二重層を通過しやすくて、細胞質のエステラーゼで加水分解されて、れっきとしたアミノ酸になるということだろう。よく考えられている。So Smart!!

プロテインは3kgあるので、1日スプーン3杯を夜寝る前に飲んだとしても、半年はかかると思う。必須脂肪酸は、安かったので買ってみたが、α-リノレン酸、リノレン酸、オレイン酸という不飽和脂肪酸が入っている。リノレン酸は、体に取り込まれると、代謝されて、γ-リノレン酸を経て、プロスタグランジンという非常に重要な物質になる。

Let’s TRY~~~!!

 

WordPress 2.5.1

WordPress 2.5.1が2008年4月26日にリリースされたので、インストールしました。ダッシュボードに新バージョンのリリースが告知されるので、ありがたいです。今回の更新は、大量のバグを修正するためだそうです。

リンクはCrystal Castlesの”Crimewave remix”です。2008年デビューの新人の中で、一番の注目株だそうです。CDを先日、レコファンで購入しました。BPM(beat per minute)が速い曲は少なく、自然にノレそうな感じです。昔のテレビゲームみたいな音をたくさん使っています。ジャンルは何になるのでしょう?TechnoやElectronicaやHouseやDanceの類は、境界が曖昧で、よくわかりません。

レトロゲームの曲が好きなのなら、Nintendudeというアーティストがおすすめです。昔聴いたことがあるような懐かしい曲ばかりです。楽曲ファイルが下のリンクから、自由にダウンロードできます。