秋葉原駅前に新しいビルが建ち、”AKIBA TOLIM”という商業施設としてオープンしました。再開発の勢いが衰えることのない秋葉原から中央通りを通ってすぐの上野駅周辺でも、新たな資本が注ぎこまれているようです。先日上野を歩いたところ、ヨドバシカメラが入るだろうと思われる黒いビルが完成していて、壁が取り払われていました。上野駅根津改札口を出たところにある、中央通りの交差点の向かいには、いかにも昭和・高度経済成長期時代を思わせる、上野デパートがあります。中に入ったことは一度もないのですが、僕が上野駅に行くたびにレトロな外観が趣きを漂わせていました。そこのファミリーレストラン聚樂台という、物珍しげな名前のレストランが今月21日で閉館するというニュースが流れました。建物の取り壊しによる一時休業ということです。
下町風情があってよかったのですが、取り壊しとなってしまって、少し残念です。
新しい建物、とくに人が集まるための施設は、一躍、わたしたちの話題を独占して、瞬間風速的な注目を集めます。ですが、古い建物のなかにも、ほそぼそではありながら、長く、何度も民衆に親しまれてきたものがあると思います。未来に残しておくべきものと、残しておかないものをよく吟味してもらいたいものです。